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東京散歩クルージング
略して“TSC”(Tokyo Sanpo Crusing)“パリよりもNYよりも東京は面白い”をテーマに、クルージングコースやショップ情報、東京の裏ワザを公開する散歩バカの戯れ言ダイアリー
散策の記録【12】ヴィム&ドナータ ヴェンダース写真展
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ヴェンダースに触発され、家の近所をパチリ。

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表参道ヒルズの地下帝国。コンクリがナイス。

4月29日(土)夕方、
ヴィム&ドナータ ヴェンダース写真展」の
初日だったことを思い出し、
仕事場から「表参道ヒルズ」へ。
毎日のように前を通っているにも関わらず、
実は、中へ入るのは初めて。
嫌悪感に近い感覚すら覚えてました、実際のところ。
街の性格を強制的に変えてしまうような暴力的なやり方、
無意味に消費活動をアジテートするのは、いかがなモノかと?
だって、そんなにショップって必要? いらなくない?
誤解のないように言うと、安藤さんの建築はまた別の話。

そんなことを思いながら、地下3Fのギャラリー「O」へ。
そこで待っていたのは、美しくてスケール感のある
ヴィム&ドナータ ヴェンダース夫妻の尾道での旅の記録。
モノクロームとカラー、それぞれの視点で綴られる
日本人には見えない日本的なる風景と人の佇まい。
どこか懐かしくて、優しい風の音が聞こえてきそうな
奥行きあるポエティックな写真は、静謐でありながらも力強く、
心の奥に潜む日本人である感覚を、呼び覚ましてくれる。

ギャラリーを出て、ふと思う。
「夫妻は、表参道ヒルズにどんな感情を抱いたのだろう?」
大きな紙袋を手にエスカレーターをアップダウンする
シリアスショッパーと夫妻が撮った尾道。
そのギャップがあまりにも激しくて頭クラクラ。
そして、コントラストを一層エフェクトする
装置としての安藤建築。
ん~、恐るべし! 表参道ヒルズ。

【info】
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ヴィム&ドナータ ヴェンダース写真展 尾道への旅
会期:~5月7日(日)
場所:表参道ヒルズ本館地下3階「O(オー)」
開場:11:00~21:00
入場料:一般¥1,000 65歳以上・学生¥800

ヴィム・ヴェンダース の映画が好きな人も
そうでない人もぜひ!
小津安二郎監督 への愛が溢れています。

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