

【品目】丸善のブックバック&レターヘッド
【分類】文学被れのマストアイテム
【捕獲場所】丸善・日本橋
【散財額】ブックトート¥525、
レターヘッド・左/¥210、右/¥263
さっきのblogの続きであります。
マンダリンオリエンタル東京の視察に来たついでに、
久々に日本橋の「丸善」へ。
ここ「丸善」は自分的には「青山ブックセンター」
(以下ABC)と並んで特別な本屋のひとつ。
ABCは大学時代のバイト先。
当時よくお客で来ていたオザケンやスチャダラパーの
ボーズ君の買っていった本を真似して読んでました。
ハヤカワミステリの「気狂いピエロ」とか、
ボリス・ウ゛ィアンの「うたかたの日々」とかね。
で、話は戻りますが、「丸善」は中学生の頃読んだ
梶井基次郎の「檸檬」がきっかけで、
その当時から、ずっと憧れてた本屋なんです。
だってモダンな香りがするでしょ。
残念ながら、「檸檬」の舞台になった京都店は
閉店してしまったけど、高校生の頃から、
ちょくちょく文豪気取りで原稿用紙を
買ったりとかしてましたね~。
「オッ、これ漱石も使ってたんだ~」とか言って。
もちろん、大学の卒業論文の
原稿用紙でもお世話になりました。
で、久しぶりにチェックしたところ、あるんだなコレが。
自分が高校生の時に嬉々として買っていた
ブックバックとレターヘッドが今も変わらず置いてある。
たかたが12、3年、されど、ですよ。
でも、全く年月なんて関係なし。
それが何だかウレシくて、手紙を書く宛もないのに、
レターヘッドとブックトート迷わずゲットしました。
何だか久しぶりにノスタルジックな気分になったりして。
でもこういう買い物もたまには、悪くないな~。
【info】

丸善・日本橋店
東京都中央区日本橋 2-3-10
営業時間:10:00-20:00
日・祝日:10:00-19:00
https://www.maruzen.co.jp/shop/serverroot/index.htm
創業1869年ですよ、皆さん。
その重みヤバくないすか!
ある意味、日本の文学自体を支えてきたわけで。
もう、その存在自体を自分は
リスペクトさせてもらいます!

【品名】石井直人の土鍋、越前タタラ窯変小鉢
【分類】ジャパニーズ・モダンな丹波の焼きもの
【捕獲場所】1/2 SHELF(南青山)
【散財額】左/¥26,250、右/¥9,450也
少し前のことだけど、土鍋を買った。
「エッ、土鍋!?」
驚かれるかもしれないけど、
別に特別欲しかったワケでもないし、
存在すら忘れてたぐらいだから、
正直自分でもビックリ。
人でもモノでも衝撃の出会いというか
思いがけないことが起こるから、人生って面白い。
それは、2週間ほど前の日曜日のこと。
仕事の合間に久しぶりに南青山の雑貨屋
「1/2 SHELF」に立ち寄った。
お店のドアを開けると、眼に飛び込んできたのは、
様々なフォルムの土鍋や小鉢。
その朴訥として、優美。
素朴でいて、温もり溢れるフォルムに
一瞬にして心をわしづかみに!
聞けば、京都丹波の陶芸家、
石井直人さんの作品とのこと。
炊飯器が壊れ、ルクルーゼで米を炊いていたため、
そろそろ象印、タイガーの軍門に下るべきか
考えていた自分にとって、
炊飯用の土鍋との出会いはまさに運命!
じっくり見て、触って30分ほど悩んだあげく、遂に決心。
「オレは土鍋でメシを食っていく」と
腹を括り、購入することに。
勢いあまって、小鉢も合わせてゲットしました!
価値のない人には、たぶん価値のないモノ。
だけど、自分にとっては特別な意味を持ちそうなモノ。
こういう内なる贅沢というか、
天の邪鬼な買い物が最近楽しい。
でも、本当においしいんだから、コレで炊いたご飯!
分かってくれる人、いるかな~。
【info】

「1/2 SHELF」
東京都港区南青山5-17-6 青山グリーンハイツ1F
TEL&FAX:03-5766-9830
http://www5f.biglobe.ne.jp/~demishelf/index.html
骨董通りから一本入った静かな住宅街にある雑貨店。
オーナーがすごく素敵で小さいけれど、
とてもセンスが良くて、発信力のあるショップ。
ちょこちょこリネンとか、よく買ってマス。
今回紹介した土鍋は、12月6日まで開催されてた
陶芸家、石井直人さんの作品展で購入したもの。
石井さんは、京都の丹波に登り窯を持つ陶芸家。
そのモダンで、繊細な感性。
美意識にもう熱烈傾倒中デス。


【品目】『ABE』
【分類】お猿さんの実写版!
【捕獲場所】新木場ALスタジオ
金曜日から昨日まで、撮影のため
ずっと新木場のスタジオにこもってました。
天気にも恵まれたのと、スタジオのすぐ横が海という
ナイスなロケーションだったので、
落ち込むことなく、NYのロフトにいる気分で楽しみました。
で、今日紹介するのは、
ワールド・フェイマスな木の玩具、
カイ・ボイセンのお猿さんをフィーチャーした
実写版の絵本(正確には写真本だけど)。
あのお猿さんが、気球に乗ったり、
魚釣りに行ったり、探検に行ったりと、
アクティブに人生楽しんでる感じが最高!
「お~、コレは欲しい!!」
実はこの本、今回の撮影で苦楽を友にする
インテリアスタイリストの作原文子さんが
現場に持ってきてくれたもの。
「こういう本を一生懸命作ってる大人っていいよね」
作原さんのおっしゃる通り、
大人になってもユーモアと遊び心は忘れたくないもの。
そんなクリエイターにオイラもなりたい!
【info】
カイ・ボイセン

銀細工師のパイオニアとして
世界にその名を馳せるカイ・ボイセン。
カトラリー「Grand Prixシリーズ」は、
今も世界中で愛されるマスターピース。
もちろん、デンマーク王室御用達!
木製玩具 お猿さん
![pa_kb-250b[1].jpg](http://blog-imgs-24.fc2.com/t/o/k/tokyocrusing/pa_kb-250b[1]s.jpg)
おどけた表情とプックリとした白いおなかがシンボル。
1951年の発売開始から世界で愛される人気者。
同じくカイ・ボイセンが手がけた象さんよりも
衛兵隊よりもヤッパリ猿が好き!


【品名】無印良品のワインオープナー
【分類】好感度の高いリ・デザイン
【捕獲場所】無印良品アトレ恵比寿
【散財額】¥600
昨日、代官山~恵比寿散策の帰りに
フラッと「無印良品」を覗きにいった。
「困った時は、ハンズか無印」
という自分勝手な格言があって、
「無印良品」は、とりあえずマメにリサーチしてます。
で、行ってみたら“MUJI Xmas”のキャンペーン中で、
写真上の4都市積み木や(東京が欲しかったけど、売り切れ)
カスタネットやらオカリナやら、
普段目にしないものが並んでいて大興奮!
とりあえず、写真下のワインオープナーを購入しやした!
ふむふむ、タグを見ると、
どうやらパリの蚤の市で見つけた……↓

【品名】読谷山焼 北窯の焼きもの
【分類】沖縄のモダン民藝
【捕獲場所】沖縄本島読谷村・北窯
【散財額】親方と相談して
もうすぐ12月。
寒い日が続くので、今日は沖縄の話をします。
少し前のことになるけど、
今年の5月、民藝の取材で沖縄へ行った。
旅の目的は昔ながらの手仕事の素晴らしさを
今に伝えようと奮闘する作家さんに会い、
そのクリエイティブの現場の
ありのままの姿をレポートすること。
「エッ、なんで民藝だって?」
柳宗理さんの受け売りじゃありませんが、
用の美というか作為のない美しさってよくないですか?
近年、自分のモノ選びの基準として、
クラフトというキーワードが
かなりのウエイトを占めているということもあって、
この旅かなり楽しめました!
仕事で行ったんですけどね(笑)
で、特に印象に残ったのが、読谷村の北窯。
運がいいことに取材で訪れた日が
ちょうど窯出しの日で、ダイナミックな登り窯から
焼きたてホヤホヤの作品が次々と並べられる光景は、
ちょっと感動モンでした。
写真は、北窯の親方、松田米司さんに譲って頂いたモノ。
この旅の主役であった「ビームス」のバイヤー、
テリーさんと北村さんのおかげもあって、
モノ作りのプロセスや沖縄の焼きものの歴史も
しっかり勉強させてもらいました。
「あざ~す!」(感謝&リスペクト!)
決して洗練されてるわけじゃないんですけど、
コレが部屋にあるだけで、何か暖かくなる。
でもコレが最大の持ち味。
まさに“Craft with pride”!
沖縄の風の匂いや空気なんかも思い出させてくれる
記憶保存装置でもあります。
ずっと付き合っていきたいと思う
自分にとってのマスターピースです。
【info】

読谷村 北窯
http://www.cam.hi-ho.ne.jp/isoiso/kitagama.htm
與那原さんと宮城正亨さん、松田米司さん、松田共司さんの
4人の陶芸家による共同窯。シンボルの登り窯は、沖縄最大
級のスケール。那覇からレンタカーでドライブがオススメ!
併設の売店では、普段使いの器が買えます!